骨補填材の種類

①自家骨

患者さん自身から採取した骨を移植する方法。
口腔内では下顎枝やオトガイ部、口腔外では腸骨や肋骨などから採取します。
補填材料の性質としては、最も確実性が高いですが、侵襲が大きく患者さんの負担が大きいです。


②他家骨

⑴同種他家骨
ヒトのドナーから供給された骨を脱灰や冷凍乾燥処置したもの。
国内で承認された商品はありません。

⑵同種異種骨
ウシなどの動物由来の骨を焼成した無機物。骨伝導能があり、少し吸収性があります。


③人工材料
⑴ハイドロキシアパタイト
ヒトの歯や骨の主成分であるリン酸カルシウム。
骨伝導能があるが、吸収しないため骨に置換せず残ります。

⑵β-TCP
リン酸カルシウムの一種。骨伝導能があり吸収性を有すため、
骨に置換します。機械的強度が弱く、広範囲の補填には適しません。


⑶生体活性ガラス
以上が大まかな骨補填材の分類です。
実際の治療では複数の補填材を症例によって組み合わせて使用することも多くあります。


高槻 審美歯科 歯周病
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高槻ウィズデンタルクリニック